高度経済成長期に大量に建設された日本の道路橋は今老朽化が進み、鋼およびコンクリートの劣化は見過ごせない問題になっています。全国にある約70万ヶ所の橋の多くが架橋後50年を過ぎ、確実な橋梁保全対策が急がれます。
国は各自治体が管理する橋梁の維持管理を計画的・効果的に実行できるよう、長寿命化修繕計画(※)を支援。現時点では、長寿命化修繕計画に則った点検を早急に実施し計画を策定することが求められ、道路橋維持管理費等の補助を受ける要件として、平成25年度中に修繕計画の策定を完了させることを取り決めています。
※橋梁の長寿命化とコスト縮減を目指す、維持管理の手法を対症療法から予防保全型に転換することにより行うプロジェクト。
弊社の橋梁長寿命化修繕計画サポート
弊社は、コンクリート診断士を中心として、有資格者が橋梁長寿命化修繕計画に対応した橋梁点検および補修・補強計画業務を行っています。これまで国をはじめとする各自治体の構造物点検、補修・補強設計業務を行ってきた実績を生かして、効率的・効果的な橋梁維持管理の実現をサポートさせていただきます。
橋梁長寿命化修繕計画を担う有資格者
- コンクリート診断士
- 木橋診断士
- 技術士建設部門(鋼構造およびコンクリート)
- 技術士建設部門(道路)
- RCCM(鋼構造およびコンクリート)
- RCCM(道路)
- 橋梁点検技術者
- 無人航空機操縦技能証明者
橋梁の特殊点検にも対応
高所作業車、橋梁点検車、軌陸車などを用いて、遠望目視や非破壊検査、打音検査といった一般的な検査から衝撃振動試験など特殊点検にも対応しています。
あらゆる工法を駆使した補修・修繕設計
橋梁点検はもちろん、補修・修繕設計にも対応。これまで設計に携わった橋梁は約2,400橋にも上ります。「RC巻立て工法」「鋼板巻立て工法」「繊維巻立て工法」など一般的な工法はもとより、「AT-P工法」「モルタル吹付け耐震補強工法」といった特殊工法による補修・修繕設計もお任せください。
公園の遊具や建築物などの老朽化は全国的な問題となっており、老朽化に対する安全対策の強化が急がれています。当社では、各自治体の管理下にある公園遊具や建築物の老朽具合など現状を把握する点検を実施し、点検データをもとに公園長寿命化計画を策定。長期的な視点での保全管理を行うベースを構築します。
プロジェクト実績
発注者 | 業務名 |
阪南市 | 橋梁長寿命化修繕計画策定に伴う健全度調査業務 |
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和歌山県 | 国道424号外橋梁長寿命化対策点検業務 |
大阪府 | 服部緑地外公園施設長寿命化計画策定業務 |
河内長野市 | 橋梁点検調査及び橋梁長寿命化修繕計画策定業務 |